勝ち組トレーダーまでの軌跡【第3話】|『終わりなき手法探しの旅編①』
さて、「私の兼業トレーダーとしての過去12年間を振り返るシリーズ」の第3話になります。
思いのほか長編になってしまっていますが、早速進めてまいりましょう。
4.1人目のメンターとの出会い
さて、人生初めての投資スクールに参加した私でしたが、スクール受講後の成績はイマイチでした。
ダウ理論など順調に知識を吸収して行った訳ですが、
- トレンドがまだまだ継続中であると思いエントリーするとすぐ逆行したり…
- トレンドが反転した!と飛び乗るとダマしだったり…
まるで誰かが画面の向こうで私の動きを監視していて、負けさせるようにしているのでは?
本気でそんなことを考えることがありました。
ストップ狩りなどという言葉もあちこちで囁かれ始めていましたし、ちょっとでも証券会社のことが信用できなくなると、すぐ他の証券会社に移ると行った毎日でした。
その一方で相場に関する色々な何故?を解明してくれる情報がどこかにないかと毎日ネットを使って調べていました。
そして、2011年…ついに見つけたんです!
確か、あるメルマガで紹介されていて、無料だったのでとりあえず登録してみたんです。
結果…大正解でした!!
その無料動画は『野川徹のオンライントレードマスタースクール』の講義内容を抜粋したものだったのですが、1日目の
を聞き終えた段階で、ピンと来るものを感じ、正式にスクールに申し込みました。
野川さんの事をご存知じゃない方のために簡単にご紹介すると、野川さんは20年以上の投資実績があり、商品先物の世界では知らない人はいないというほどのカリスマトレーダーであり、かつ何人ものプロトレーダーを管理、教育するジェネラルアドバイザーをされているという凄い方です。
韓国の最大手電機メーカーSAMSUNG(サムスン)グループの一員である三星先物の自己資金運用をプロトレーダーとして手がけていただけでも凄いのに、尚且つ、プロトレーダー教育でも10年以上に渡って実績を挙げられています。
そんな凄い人の講義を聞ける機会は滅多にない!ともう即決しましたね。
もう…この人に連いて行こう!と勝手にメンターになって頂きましたw
肝心な講義の内容はというと…
野川徹のオンライントレードマスタースクールで学んだこと
- プロが知っている相場の本質とは?
- プロは何故勝ち続けられるのか?
- トレンドに上手く乗れているのに何故ほとんどの人は破産してしまうのか?
- 資金管理の重要性
- 相場は何故動くのか?
- 相場で勝ち残るために必要なもの
- ポジションの追加方法
- 根拠のある損切りの仕方
- 技術面ではなくトレードに本当に大切なもの=自己規律について
- 相場の優位性(エッジ)とは何か?
- 常に「何故それは起こっているのか?」を考える!
などなど挙げたらキリがないほど得られたものは大きかったです。
スクール受講後の感想
プロへの指導実績があるだけあって、とにかく教え方が上手です。
トレンドを買い方勢力と売り方勢力の戦争に例えるなど、丁寧な口調で、例え話も絶妙だし理路整然としているので頭にすーっと入ってきます。
私は動画を10回以上は見ました。
スクールを受講してもう8年経ち、その間色々な教材などで勉強して来ましたが、未だに野川さん以上にわかりやすく相場の事を語ってくれる人に出会っていません。
あなたにも是非紹介したいところですが、残念ながら今はスクール生の募集はしていないようです。
こういうところも野川さんらしくて、単なるお金儲けのために出してるような他の教材とは明らかに違います。
またどこかで野川さんの情報を入手したら是非ご紹介したいと思います。
その素晴らしい野川さんのスクールですが…
私自身がまだまだ未熟だったため、せっかくの知識をどう生かせば良いのか漠然としていて、なかなか自分のトレードに落とし込めていませんでした。
このスクールでは出来高の話などが出てきます。
どちらかというと株式や先物寄りの内容となっていたのです。
前回、相場の本質的な知識はどんな相場でも使えると書きましたが、FXには明確な出来高がないので、その部分は切り捨てる必要がありました。
スクール内で紹介されていた主な手法は日足のギャップアップなどを利用したスイングトレードでした。
そこで、もっと野川さんの色々な話が聞きたいと思い、応用編である
にも立て続けに申し込みました。(こちらも現在募集していないようです)
この売買戦略マスター編で、
に触れることができたことが今でも私の大きな財産となっています。
具体的には4つの戦略を学びました。
- トレンドフォロー戦略
- スイングトレード戦略
- ブレイクアウト戦略
- オーバーシュートの逆張り戦略
の4つです。
野川さんに言わせれば、この世の中に投資の手法は山の数ほどあるが、戦略という大きな枠で見た場合、上記4つのうちのどれかでしかないとのこと。
よって…この
なぜなら、結局のところ、どんな手法を用いたとしても、4つのうちのどれかの戦略を使って売買しているに過ぎないからです。
この養成講座では分かりやすく4つの戦略の特徴が詳しく解説されていました。
- 4つの戦略を使った投資法はどういうものなのか?
- 各戦略ごとに勝率は異なるが、それは何故か?
- 各戦略は相場のどういう優位性を利用したものなのか?
これを理解していれば、あとはタイミングの違い、時間軸の違い、獲りたい値幅の違いがあるだけです。
つまり、
ということです。
繰り返しになりますが…
どういう投資がトレンドフォローなのか?ではなくて、トレンドフォロー戦略が
- “相場の何を優位性として捉えているか?”
- “その戦略の利益の源泉はどこにあるのか?”
と言う事を理解する事が大事なんです!
これに気付けたことが、
トレードスキルを上げる大きな1つのきっかけとなりました。
そして、このシリーズまだまだ続きます…
私の12年間の経験は、過ぎてしまった今振り返るとあっという間な気がしますが、こうやって文章にしてみると、改めて結構良い経験してきたんだと痛感しています。
やはり失敗から学んだ経験の方が価値がありますね!
これを見て、あなたにも何か1つでも得られるものがあれば幸いです。
>>『兼業トレーダー歴12年の軌跡 第4話』はこちら